2021.03.30 御祈願
皆さんこんにちは、本日も國相寺ブログをご覧頂きありがとうございます。
密を避けながら移動から宿泊までできるキャンピングカーが、コロナ禍で大人気だそうです。
そこまで本格的な装備を備えた車ではなくても、ご家族の送り迎えに、買い物にと、車は多くの方にとり日常生活に欠かせない足です。
今日はそんな車に関係する「交通安全祈願」についてお話させてください。
お寺の交通安全祈願
いつもは公共交通機関を使っていたけれど、コロナ対策でこのところは車移動が中心になっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
考えたくはないことですが、どれほど安全運転を心がけていても事故に巻き込まれてしまう可能性を避けられないのが車です。
そうした不安を和らげる交通安全祈願のご祈祷は、神社でするものというイメージがあるかもしれませんが、
國相寺はじめ多くのお寺でも行なわれています。
日蓮宗のご祈祷
日蓮宗のご祈祷は、「世界三大荒行」の一つとして知られる100日間に及ぶ大変厳しい荒修行を積んだ者だけが行なうことを許されているものです。
ご祈祷の手順や内容は宗派により異なりますが、日蓮宗では「木剣」という法具を用いて行なわれます。
國相寺は日蓮宗のお寺ですので、日蓮宗の祈祷法となりますが、お受けいただく方の宗旨宗派は問いませんのでご安心ください。
國相寺でのご祈祷の流れ
國相寺でのご祈祷をご希望の方は、まずお電話またはメールにてご来寺の日時をご予約ください。
当日は御宝前にて交通安全のご祈祷をお受けいただき、併せて車両祈祷(お車のお祓い)も行ないます。
ご祈祷後には御札とお守りをお持ち帰りいただきます。
また、自転車の事故も増えているようで、自転車に乗り始めたお子様をお持ちの親御様は特にご心配かと思います。
自動車だけでなく、バイクや自転車のご祈祷も行なっていますので、お子様ご本人に気持ちを引き締めてもらう機会ともなさってみてはいかがでしょうか。
「護られている」という安心感
法的に義務付けられている車検とは違い、交通安全祈願はお一人おひとりの考え方次第のものです。
ご祈祷を受ければ絶対に事故に遭わないと保証されるわけでもありません。
それでも車を買い替えるたびに、あるいは毎年必ずご祈祷をお受けになる方がいらっしゃるのは、「仏様に護られている」という安心感が気持ちのゆとりを生むからではないでしょうか。
ご祈祷を受けることで気持ちにゆとりが生まれれば、結果として事故防止にもつながるでしょう。
普通に暮らしていく中でのさまざまな不安を取り除くのも、お寺の大切な役割であると考えています。
災いを除け、仏様の御加護を得られますよう、そして心の安らぎを得て気持ち新たにハンドルを握っていただけますよう、ご祈祷いたします。
ご不明な点や気になることなどあれば、お気軽にご相談ください。