2021.02.12 お寺のまいにち
皆さんこんにちは、本日も國相寺ブログをご覧頂きありがとうございます
國相寺にはたくさんの諸天善神様がおられます。
本日はその中のひとつ「鬼子母神様」をご紹介致します。
國相寺には九州最大級の高さ3メートルほどの大きな鬼子母神様が本堂入って右側におられます。
鬼子母神様とは御祈願・御祈祷の神様として広く信仰のされている神様です。
鬼子母神様はその昔、インドで訶梨帝母(カリテイモ)と呼ばれ、沢山の子供をもつ一人の母でありました。しかしながら性質は鬼のごとくに悪く、他の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことをお考えになり、帝母の愛娘のピンガラさんをお隠しになりました。
愛娘が見当たらない帝母の嘆き悲しむ様子はこの上なく、お釈迦様は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」とこの様に言葉を残して戒めました。 そこで帝母ははじめて今まで自分のしてきた過ちを悔やみ、反省しました。
そしてお釈迦様に帰依する事を心に決め、自分のしてきた事とは逆に、人々の守護の善神となることの誓いを立てられ、忽ちに人々に尊崇されるようになったとされています。
当山の鬼子母神像は、その仏道に帰依したすぐ後、お釈迦様から愛娘のピンガラさんを返してもらい、お釈迦様のいる霊山から帰るお姿を現したものです。それが当山にある「霊山帰り鬼子母神」と尊称する由来であります。
そして現在では、鬼子母神はただ単に子供を守る神であるばかりでなく、法華経を信じる人の御祈祷・御祈願の守護神として崇められています。
当山では「子預け祈願」として子供さんの成長、身体健全などを1年間毎日祈願致しております。
いつでもお申し込みください。
余談ですが私は結婚してからというもの、子供が欲しいなとずっと思っていました。
しかしご存知の通り、子供は欲しい!と思ってもすぐできることではないんですね。
「あー、今月もダメだったな」なんて思う時もありました。
私は毎日朝お参りするときに「お寺頑張ります!子供が欲しいです!」
と心の中でお唱えしていました。
ちゃんとお仕えしていたら鬼子母神様も見てくださっているから頑張ろうと激励されながら
毎日お勤めしているとある日、朝お上人のお経に一緒についていたとき
下腹部に小さい玉が入ったような“ズキッ“とする痛みがありました。
直感で「子供できたかも」と思いました。
数日経っていても経ってもいられず検査してみると
薄ーーーーーーく反応が出ていました。
もしかするとあの丸い玉が下腹部にズキっと入ってきたのは息子だったのかもしれません(^^)
神秘的な体験でした。